前回→九州&四国名所巡り17 ~佐賀関~
佐賀関で国道九四フェリーに乗り、九州を離れました。四国では松山に宿泊します。元々行く予定は無かったのですが、熊本地震の影響にて日程を見直し、松山城へ。ホテルの駐車場に車を停めた後、徒歩で向かいます。
松山城に行くには、リフトやロープウェイがあるのは事前にわかっていたのですが、それではつまらないと下から行くことに。あんまりそういう人がいないことは後で気づかされます・・・
登城口にある案内板。
二の丸を見てから、本丸へ向かうルートです。登城するときにはこういう坂道はよくありますが、二の丸に向かう方はさほど急ではありません。
前に岩村城に行ったときの方がしんどかったです。松山城はよく整ってますね。
二の丸で最も印象的な遺構が、この大井戸。
まだ発見されてから30年程度しか経っていないようです。
東西に18m、南北13m、深さ9m。面白いのが、この井戸の上に屋敷が建てられていたこと。基礎が井戸の底に残っているのが上の大井戸の写真でわかるでしょうか。上の説明文には続きがあって、
昭和59年より発掘調査が行われ、大井戸が発見されました。井戸の東半分が床下になり、その上を井炉裏で火をおこしていた「焚木之間」が覆っており、その基礎部分が大井戸の底に木組みとして残っています。井戸の石段を上がったところにある一段低いところが、床下通路跡です。火災の際には、木桶で水を汲み上げ、それぞれの階段から通路を経て迅速に火災現場に運搬するという、松山城二之丸御殿の消火システムはこの時期においては、全国的にも例を見ない「優れもの」であったようです。一日に一寸水が湧くと言われていますが、現在は基礎の木組みを見せやすくするため、ある程度の量を保つよう自動排水しています。
とのことです。
この大井戸にはヌシがいました。
この亀(笑)。プカーっとゆったり泳いでいました。カワイイですよね。下に見えるのが基礎です。
他二ノ丸の跡を色々みてから、本丸へ。
登ります。石垣が立派。松山城も石垣が多くて迫力がありますね。道はなかなかしんどいですが、岩村城の時ほどではないです。でも汗だくです(笑)
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