前回の続き↓
皇居を一通り見た後は、東京駅方面へ。途中、これまた高層ビル群の中にあるとは思えないような場所があります。平将門首塚跡地(将門塚)です。
1000年以上前の前に実在したといわれる人物、平将門。平安時代のことなんて、教科書や歴史書でしか出てこないレベル。神田明神の祭神であり、今も定期的に神事が行われているそうです。周りは高層ビル群なのに。
この将門塚は、過去から”祟り”が噂されていたらしく、工事しようとしたら関係者が亡くなったとかケガをしたとか、それにより実際に工事が中止されるなど、大変な影響力を保持しています。んな非科学的な!と思いつつも、人間ってそういう出来事を積み重ねて”文化”が形成されているので否定は全くできませんよね。
病院にいる間、「サピエンス全史」という本を読みました。この本、めちゃおもしろいです!ハードカバーなのが残念・・・(単行本買えばよかった)。
「”神”という実在しないものを想像力で作り上げ、それを崇めさせることで、共通のルール(文化)が出来、見知らぬ他人でも同じ目的・意識で行動することができるように進化した」
なるほどなと、効率的に農耕をしていく、あるいは天変地異で農作物が取れなくても、あきらめずに頑張り、支配層に税として納めるために必要なことだったんだなと思いました。
将門塚へのお参りを最後に今回の旅は終了。最後まで天気が良くて、すごくいい旅行でした!