岩村城を散策①の続き。
いよいよ本丸に近づいてきました。岩村城で有名な石垣。6段あるんだけっかかな。近くで見ると迫力もあるし、昔の人はここまでどうやってこれだけの石垣を運んで組んだのか、どれだけ時間がかかったのか、考えると気が遠くなりそうです。
違う方面から見た場合。
6段になっているのがわかりますね。継ぎ足し継ぎ足ししていって、6段になったそうですが、数百年形状を変えずに残っているのが素晴らしいです。ここが山奥で、開発されなかったこともあるでしょうし、周辺の方の理解もあったのだろうと思います。平地の城は、開発されたり区画整理されてしまって、跡形も無いとかありますしね。こういった点で、山の城というのは昔ながらの姿を残しやすいのかもしれません。
本丸跡地。
本丸があった場所は、たいていこんな感じで広場的な感じになっていることが多いですよね。井戸もあります。
印象にに残ったのは切り株。いつ切られたのか?築城時でしょうか。この年輪からすると、そうとう長く生きた太い木だったと推定されます。切り口からすると、斧のようなもので四方八方から徐々に削っていったように思われます。近代ではなさそう。
岩村城址の説明文。
明治の廃藩置県でお城が取り壊しになりました。これは現存する貴重な城以外、共通することですね。昔は城がそこら中にあったのでしょうが、現代になり、ここまで価値が高まるとは当時の人は思いもしなかったでしょうね。今の建物も未来はそうなっていくのかもしれませんね。
この石垣はそうそう見られるものではありません。数ある城の跡地に残る石垣の中でも最大級ではないでしょうか。素晴らしい!天守閣ばかりが城ではないのですよ!復元ではない石垣というところにも大きな価値がありますね。
昔の人も、同じような景色を見ていたのでしょうか・・・開発があったり、木の生い茂り方が昔とは違うのでしょうが、山の形状は一緒ですよね。空の色だって変わっていない。うーん、どんな気持ちだったのかな・・・