鳳来寺山に登る ~表参道~

鳳来寺山とは、愛知県の新城市鳳来寺にある標高約700mの山です。

旧火山帯の南端に位置する死火山であり、標高は695m。「声の仏法僧(ブッポウソウ)」(コノハズク)が棲息していることや紅葉の名所として、更に鳳来寺があることで知られる山である。
鳳来寺の本堂へは、山麓から伸びる石段(1,425段)や元有料道路 鳳来寺山パークウェイがある。登山道は、門谷からの表参道の他に大野からの東海自然歩道、湯谷温泉から湯谷峠への道がある。
1931年(昭和6年)に国の名勝及び天然記念物に指定され、2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定された。
山には、日本一高いとされる樹齢800年以上、樹高約60メートルの「傘杉」(かさすぎ)がある。

登山グッズを試すいい機会というわけです。

鳳来寺山は表参道から石段をひたすら登り本堂を目指すルートと、鳳来寺パークウェイを車で抜けて直接本堂へ向かうルートなどがあります。自分は表参道から石段をひたすら登るルートを選択。表参道の入口に無料の駐車場がありますので、そこに車を停めて向かいます。表参道の途中にも駐車場はありますが、有料です。鳳来寺パークウェイを行くと見られないポイントも多いですよ。辛いからか人がいない(笑)

ルートはこの看板が参考になります。

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私は左下のバス停付近の駐車場に車を停めました。ここかずっと歩いて石段1425段を登り、本堂へ。本堂から奥の院方面へ向かい、頂上に到達。天狗岩を経由して東照宮へ。再度石段(これが辛い)から駐車場へ帰り終了。

さて、リュックを背負って歩き出します。

表参道にはこんな天然記念物が。

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ねずの樹。樹齢推定1400年!?ヒャー。600年代なんて古事記の時代ですよ。この樹はどんな景色の変遷を見てきたのでしょうか。この樹が見てきたことが全てわかったら凄くおもしろいのに。

ネズの樹からちょっと歩くと、鳳来寺山自然科学博物館があります。

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鳳来寺山から見えるので覚えておくといいと思います。登山の際はここに停めないようにしましょう。

表参道には旅館なんかもあったり。

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このあたりを歩いていたのは8時半くらいで、人が全然いません。橋の陰に隠れていますが、犬の散歩しているオッサンのみ。その犬と本堂まで行ってました。石段はいい運動になるかもしれないけど・・・犬だけが元気だったな(笑)

さて、石段まで来ました。

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このあたりから1425段の石段をひたすら登ります。

正確には、下記の写真の位置から。

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石段はかなり古いものみたいです。確かに石垣も古かったしなぁ。昔は建物があった跡地とかも風情がありました。

昭和6年の説明板。今ならこういう書き方はしないですよね。時の流れを感じます。

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・岩石を搾取しないこと
・草木の伐採、植えたりしないこと
・道路や工作物を作ること
・指定地域内の現状を変更したり、傷つけたり、展望の妨害はしないこと

とのこと。この注意は今でも生きてますよ!

そして石段を登っていくわけですが、これがキツイ・・・昔の石段なので幅も狭いところがあったりしますし。勾配がキツイところもあります。途中あまり休まないで行ったのが今更ですが反省。残りの行程を考えると休み休み行った方がよかったです。

次回は石段の途中にある、仁王門と傘杉です。