平瀬やなで鮎を食す

大アサリを食べた翌日、鮎を食べようと思い立ちました。矢作川や巴川など、鮎を食べられる場所がいくつかあり、その中から「平瀬やな」を選びました。

平瀬やな

ネットで色々調べると、この時期は大変な混雑らしいとのこと。つかみ取りするわけでもない野郎一人の食事で、そんなに待たされるわけにはいかないと早めに出ることにしました。とは言っても、鮎を炭火で焼くので早く到着したとしても、最低30分はかかるわけです。その間は周辺で川遊びをしたり、景色を楽しむのもアリですね。

10時ぴったりに到着しましたが、すでに駐車場にはたくさんの車が。しかももうつかみ取り始まってるし。でも並ばず受付できました。

平瀬やな1

そもそも「やな」とは?

やなとは、梁漁(やなりょう)を売り物にした食事処である。観光やなともいう。

に入ってを捕まえて楽しむことが出来たり、食事ができる。料理は主に鮎料理だが、やなに上がったアナゴウナギを出すやなもある。基本的には河川にやなを設置し行われるが、生簀や人工川を設けて行う施設もある。

Wikipediaより

とのこと。「梁漁」の梁は次の写真。

平瀬やな2

川にしかけた足場に、すのこみたいな柵を設置し、そこに飛び込んでくる魚を待つ漁法。

梁漁(やなりょう)とは、の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできたがかかるのを待つ漁法である。アイヌ語ではウライと呼ばれる。

Wikipediaより

やなの鮎のつかみ取りは、この梁にて行います。しかし、いつ来るかもわからない鮎をひたすら待つのでは、商売にならないですよね?子供もおもしろくないし、最悪鮎が来ないかもしれない。

平瀬やなのつかみ取りは違いました。

 ①つかみ取りの受付

 ②梁近くで待機

 ③名前を呼ばれたら、梁に降り、バケツの中に水を入れて待機

 ④「放流しまーす」のかけ声からちょっと待つと、鮎が梁に飛び込んでくる

 ⑤捕まえてバケツへ

 ⑥終わりの合図で梁から出て、受付へ

 ⑦捕まえた鮎を料理してくれるのを待つ

鮎はもちろん養殖。どうやら梁の付近から決まった数の鮎を流しているみたいです。これなら確実に梁に飛び込む。ある意味、つかみ取りのテーマパークみたいな感じですね。僕はこういうシステムいいと思います。子供も大人も大喜びです。魚を掴む機会が失われている子供には余計にいいんじゃないでしょうか。

平瀬やな3

人様が体験している最中の写真で申し訳ないのですが、こんな感じで鮎が飛び込んできます。右の方の足下にいますよね、鮎。これはおもしろい。この方々は家族で、おばあちゃんと孫一家。とても楽しそうでしたよ、こういう自然の中での遊びはいいですね。

さて、40分ほど待って鮎料理登場(これでも十分早いほうだと思います)。

鮎料理2

右上が「鮎めし」、左下が「鮎の唐揚げ」、右下が「鮎の塩焼き」。

一眼で撮影したVer.。いまいちピントが合わず。でもこっちの方が塩焼きはおいしそうに見ますね。

鮎料理1

個人的には唐揚げがよかったです。淡泊なので、繰り返し食べたり、ご飯と一緒なら醤油があってもいいかもです。

しかし、凄い人でした。途中、車がすれ違えないような細道を行く奥地にあるのに、そうとは思えない人だかり。

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でも、鮎も食べられ、つかみ取りもできて、いい思い出になる場所ですね。