北海道への旅行ルート探索

こんばんは、ウコン茶でございます。

12月初旬に東北新幹線が全線開業し、新青森駅がOPENしました。
最初は物珍しさで客も来たようですが、まぁ閑散とするのも時間の問題かと・・・
だって新青森なんて何もないよのさ。
アッチョンプリケ!

札幌まで伸ばせばかなり人が乗ると思いますけどね。
羽田~新千歳までの飛行機ってドル箱路線なんですよ。
JALで1日19便
ANA(AIR DOの共同運航含む)で1日27便
SKYMARKで1日8便
これが普段全部埋まっているわけではないですが、年末年始、GW、お盆は全部埋まります。
実際年末年始なんて2ヶ月前予約で、ほぼ埋まります。
(実際、羽田~旭川便は10/29のAM9時に12/29の予約状況見たら、全部×だった・・・
仕方ないから羽田~千歳で検索しても×だった・・・)
夜遅くと朝早くの便は、1ヶ月前くらいまでは空いているかな。
それが、新幹線が開通すればそちらに人がかなり流れますから、かなりの規模。

GWや夏はまだマシなんですよ。
天候が多少悪化しても飛ぶし、遅れもほぼ無いし、あっても短い。
でも冬って、ダイヤの乱れ方がハンパじゃないんですよね・・・
7割方の便は遅れます。
2割方の便は欠航します。
マジです。
今年だけで既に8回も北海道発着の飛行機に乗っている俺が言うんだから間違いない!
降雪状況の差は遅れる時間の大小にしか効いてきません。
何せ滑走路に雪が積もったら、滑走可能な範囲まで除雪するまで降りられないですから。
飛んでいる場合には、上空をひたすら旋回。
場合によっては引き返すか、羽田から乗っていなくても羽田に行くか・・・
補給が出来ないから羽田に行くしかないんですよね・・・
地上なら、ひたすら飛ばずに待ち(機内か、待合所かの違いはあれど)
待合所のカオスっぷりがもうね・・・
座る場所も埋まっていて、混雑し、ひたすら待つ・・・

それに対して新幹線はダイヤがほとんど乱れない。
道内で豪雪に見舞われると、遅れるかもしれませんが、ほとんど欠航は無いんじゃないかな。
実際、北海道の特急とか鈍行は余程の吹雪じゃない限り運行するので。Map_of_hokkaido_shinkansen
北海道新幹線は北ルート(倶知安方面を経由し、室蘭・千歳方面は経由しない)を想定しているみたいなので、雪は結構降るかなぁ。
手荷物検査や荷物の預け、搭乗手続きなどの作業が不要になることもメリットでしょう。
あと、飛行機嫌いな人もOK。
単純に乗っているだけでいいっていうことも非常に大きいメリットでしょうね。
飛行機だと、空港まで行って、検査し、搭乗、飛んで降りて、手荷物受取り、空港から駅まで移動ってかなり手間ですものね。
飛んでいる時間より、そういった手続きやらなんやらで時間をかなり取られる。
新幹線は飛行機よりも乗ってから降りるまでは長いでしょうが、上記の時間がない分を考えると時間的にも飛行機に勝るとも劣らないかも。

と、前置きはこれくらいにして、北海道へどう行ったらいいか。
どうルートを作っていけば、効率よく目的を達することができるのか。
東北新幹線の全線開業により、ルートが追加されました。
参考にしてみてください。

Ⅰ.空ルート
いわずも知れた新千歳をはじめとした各空港へのアクセスルート。
金額は張る分、陸上あるいは海上では実現できない程の時間短縮をすることができることが最大のメリット。
ただし、繁忙期(年末年始、GW、お盆)の予約と、特に冬季における遅延、欠航には要注意です。
それから空港から観光地や駅までのアクセスの悪さにも要注意です。
駅までのバスを飛行機の発着時間に合わせて、各空港では設定しているものの、駅までバスで30分以上かかるのが一般的です。
道外からアクセスできる空港は次の通り。

①新千歳空港
②旭川空港(羽田、中部国際発着)
③女満別空港(羽田、中部国際発着)
④函館空港(羽田、中部国際、関西国際発着)
⑤紋別空港(羽田発着のみ)
⑥釧路空港(羽田発着のみ、夏季のみ伊丹発着便を設定)
⑦根室中標津空港(羽田発着のみ)
⑧稚内空港(羽田発着のみ)

新千歳からは、道内の空港への発着便が出ていますので、帯広空港や奥尻、利尻へは新千歳で乗り換えていただく必要があります。
他、地方空港→新千歳→道内各地の空港という場合も同様に、乗り換えとなります。
運賃については、羽田~新千歳で2010年12月現在、片道30,000円。
羽田~旭川で片道35,600円。
閑散期であれば、特割設定であれば片道約10,000円~12,000円で利用可能。
羽田~新千歳のフライト時間は1時間30分です。

Ⅱ.海上ルート
お船に揺られてどんぶらこ~とはいかないほど時間がかかるフェリー。
それにも替えがたいメリットは、
・車、バイクで北海道へ上陸が可能なこと。
・距離に対してかなり割安なこと。
の2点に尽きるでしょう。
バイクでツーリングする方は、やっぱりフェリーですよね。
注意点は、飛行機と同様に繁忙期の予約と、特に冬季における欠航です。
飛行機に比べて欠航の割合は低いはずです(トラックなどの法人に対しての影響を考慮して)。
それから、港が限定されること。
「苫小牧港」、「小樽港」、「函館港」の3つしか、フェリーの発着はありません。
2年前までは博多~直江津~室蘭があったはずですが、撤退してしまいました。

商船三井フェリー(大洗~苫小牧)
太平洋フェリー(名古屋~仙台~苫小牧)
シルバーフェリー(八戸~苫小牧)  ←オススメ!!
新日本海フェリー(舞鶴~小樽、舞鶴~苫小牧東、敦賀~苫小牧東)
津軽海峡フェリー(青森~函館、大間~函館)  ←オススメ!!
青函フェリー(青森~函館)

日本海を通るフェリーは荒れやすいので注意です。
各港からバスで駅へ向かう形になるかと思いますが、こちらもあまりアクセスはよくないです。
運賃については、人だけなら二等運賃で飛行機の1/3程度になるかと思います。
車を載せると、+20,000円~30,000円。
時間については、「大洗~苫小牧」で18時間。
「八戸~苫小牧」で9時間。
「大間~函館」で1時間40分。
オススメ!!と書いたところは、時間をうまく使えるというところが良いです。
「八戸~苫小牧」は1日4便ですが、八戸を22:00発で、苫小牧に翌7:00着の便を選べば、
フェリーの中では寝ておいて朝早くから目的地へ向かう事ができるという点がGOODです。
バイクや車でのツーリングを考えている方や、目的地が遠い場合に有効かと。
「大間~函館」あるいは「青森~函館」はフェリーに乗っている時間が少ないのがGOOD。
フェリーの中ってやることがないから、できるだけ短時間にしたいんですよねー。
「青森~函館」は便数も多いので、スケジュールが立てやすいでしょう。
ただ、函館着なので、そこからの移動が大変なのが欠点か。
北海道一周を考えているなら、函館起点で時計周りか、反時計周りか選ぶといいかもしれません。
時計周りを選ぶと小樽まで距離もあるし、その間には何もないので注意してくださいね。
反時計周りだと登別温泉に寄って、休めます。
フェリーだと一等などご家族やカップル、友人と一緒に過ごせる空間があるので、ゆったり移動したい人にはオススメです。

Ⅲ.陸上ルート
新青森駅の開業で、少しバリエーションができた陸上ルート。
東京を起点、札幌を終点にしますね。
メリットは乗るだけという楽さ。
あとは時間に最も正確かと思います。
それから、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台などに停車するため、地方都市に住んでいる方には、空港や港まで移動する必要がなくなるのもメリット。
北海道に入れば、洞爺、登別、苫小牧などに停まりますので、目的地によっては直通になる便利さがありますね。
注意点としては、北斗星の繁忙期の予約は厳しいでしょう。
カシオペアも同様です。

①北斗星(あるいは特急カシオペア)
②東北新幹線→スーパー白鳥(特急 新青森~函館)→スーパー北斗(特急 函館~札幌)

運賃に関しては、北斗星の二段B寝台(一番安い)で27,000円程度と高め。
カシオペアはツインで34,000円くらい。
時間に関しては、北斗星で16時間。
カシオペアもそれくらい。
②は新青森駅にスーパー白鳥が直通するようになったため、候補に挙げました。
「青森~札幌」の急行はまなすという列車がありますが、それだけで8時間くらいかかるから、候補には入れてません。
寝台急行ですけどね。
②の運賃は、自由席で21,000円程度。
時間としては、おおよそ9時間30分くらい。
乗り換えも多いし、値段も劇的に安いわけでもないので、メリット薄いかなぁ・・・
北斗星は時間がかかる割に飛行機と大差ない運賃。
新青森ルートは、乗り換えが多く、北斗星に対して運賃に大きな差があるわけでもない。
飛行機も船もダメな人は、陸上しか選択肢はないわけですが・・・

やはり現状では、飛行機の早さのアドバンテージが大きいかな。
寝台列車やフェリーは誰かと一緒にゆっくり行くなら良いでしょうね。
自分は一人旅が多いから、お世話にはならないかな。
フェリーは車を載せるために使いますけど。

長々と書きましたが、参考になりましたでしょうか。