書写山_圓教寺①

好古園の後は、書写山へ。ロープウェイがあって、書写山の上へ行けるということで、特に何の事前情報も無く行きました。ある意味暇つぶしみたいなもんですね。が、結果的に暇つぶしなんてことはなく、巨大で美しい寺院が広がっており、とても感動しました。姫路城よりも感動的なところもありました。びっくりな出会いもあり、よい思い出になりました。

15分おきに運行しているロープウェイに乗り数分。山上駅に到着。降りて歩いて圓教寺に向かいます。マイクロバスでも行けるようでしたが、徒歩で行くことにしました。暑かったけど・・・結構な山道ですが、岩村城に向かうときに登った山道ほどではありません。15分くらいかな?仁王門というところにたどり着き、そこから5分くらいでしょうか、圓教寺の構内に入っていきます。

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まず出迎える巨大な仏堂、摩尼殿。この時点で仏堂の巨大さに圧倒されております。昭和に再建されたものなので、極端に古いわけではないですね。が、素晴らしい。荘厳さがあります。

摩尼殿 – 入母屋造、本瓦葺き、懸造の仏堂である。旧堂が大正10年(1921年)に焼失した後に再建に着手され、昭和8年(1933年)に落慶したもので、設計は武田五一である。近代の再建ではあるが、伝統様式による木造建築で、国の登録有形文化財に登録され、平成27年姫路市指定文化財となる。内陣に造り付けの大厨子は5間に分かれ、向かって左の間から広目天、増長天、本尊如意輪観音、多聞天、持国天の各像を安置する。いずれも秘仏で、1月18日の修正会に開扉する。

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この建造!凄い!完全な木造。「懸造(かけづくり)」と呼ぶそうです。京都の清水寺も同じ構造。崖のような建物を建てにくい場所に、長さの違う柱を組み合わせて「貫(ぬき)」で左右を固定する方式とのこと。うーん、素晴らしい建築美。

人もそんなにおらず、姫路城とは違った落ち着きがあります。寺院ならではかな。山にあり、周辺を森で囲まれていることもありますね。静寂な雰囲気と、荘厳さに全体が支配されているような感じです。

先に進むと、コの字型に堂が並んでいる箇所にきます。ここには圧倒されました。ひたすら凄いを連呼します。

食堂(じきどう)から見た大講堂。

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同じく食堂から見た常行堂。

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巨大さがわかりますか?ちょうど人がいる写真を選んでみましたが、基準になるでしょうかね。

あと素晴らしいと思ったのが、この外廊下。食堂の外廊下です。扉はほぼ閉じられている側ですね。ちなみに、廊下の床は隙間が開いていますので、携帯くらいのサイズのものは落ちてしまいます。気をつけましょう。というか、ここまで立ち入り禁止でもなくうろうろできることに感動します。食堂の外廊下を一周しました。

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汗をかきかき、食堂を後にします。

②へ続く。