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10.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第九番 文殊院-
文殊院から約1時間。西山興隆寺です。本堂が国の重要文化財になっており、大規模な寺院でした。この赤い橋を渡って本堂へ向かいます。
案内の看板もありました。この時点で巨大さがわかります。
仁王門もかなりの大きさです。
仏像がないのが若干不思議です。何らかの理由で持ち出されたのでしょうか。奧に見えるように階段を登っていきます。結構な距離です。
上の写真のように、古風な雰囲気があります。時代劇のロケでも十分使えそうなたたずまいです。武士がかけあがる姿なんか、凄くマッチしますよね。でも石段じゃないから難しいか??
途中に「牛石」という巨大な石がありました。
源頼朝が本堂再建の時、材料を運搬し続けた牛がこの地に倒れ、人は牛に似た石でこれを葬った。参詣する人々は口のところに草を差し込んではその労をねぎらうのである。
確かに牛によく似ていますよね~この石の隙間にはたくさんの硬貨が挟まれていました。口のところには硬貨は無く、草のみ。この石をここまでどうやって運んだんだろうか・・・それとも元々この付近にあったのだろうか・・・
進んでいくと、古い石垣も。これも時代を感じさせますね。
そして本堂に到着。やたらとタバコ臭いと思ったら境内に喫煙所があるのね・・・いいのか???と思いますが・・・精進料理も食べられるそうです。
-第十番 西山興隆寺-
〒791-0505
愛媛県西条市丹原町古田1657~参道の美しさは随一~
【御詠歌】みほとけの のりのみやまの のりのみず ながれもきよく みゆるぎのはし
【御真言】オン バザラ タラマ キリク本 尊 千手観音菩薩
開 山 空鉢上人
宗 派 真言宗醍醐派略縁起
当寺は人皇第三十五代皇極帝の御代(642年)空鉢上人によって開創以来、行基菩薩、報恩大師、弘法大師の御入山があり、歴代の皇室、武将、藩主並に地方信仰者の崇敬厚かった。数多くの国指定、県指定の文化財があり、当寺の伝統ある歴史を物語っている。広い境内には西山四国八十八カ所・三重塔の展望、みゆるぎの渓流、紅葉参道、不動の滝、お冠の展望等あり、名勝に指定されている。
山菜精進料理(予約)と湯豆腐(予約)が名物である。
●国指定重要有形文化財
本堂・銅鐘・石造宝篋印塔・棟札二枚
●県指定有形文化財
銅像如来立像・興隆寺文書・名勝西山
●町指定有形文化財
三重塔・宝篋印塔・コウヨウザン(広葉杉)・熊谷椿
そして御影や御朱印、念珠玉をいただいて終了。
この他に、歴史を感じさせるスポットが点在。三重塔や・・・
かなりの樹齢があったであろう木の切り株も。
この木はどんな感じで生えていたのか。どれくらい高かったのか。タイムスリップしてみたいと思いました。切られてからかなり時間が経過しているようですが、源頼朝がいた時代にも生えていたのかな?
次回↓
12.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第十一番 生木地蔵-