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9.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第八番 十夜ヶ橋永徳寺-
十夜ヶ橋から約一時間で到着。この文殊院は住宅と田畑が広がる地域にありました。駐車場はありますが、若干狭いですね。
人は全然おりません。手水場がぬるく、藻だらけになっているのはいただけないと個人的には思います。水が止めてあるみたいです。迎える姿勢ってのも大事だと思うのですよ。現代的に言えば、このようなお寺もサービス業の一種なわけですし。
閑静な場所ですので、静かです。そして本堂でお参り。・・・していたときに、なにやら白い物体がお賽銭入れ近くに潜んでおりました。
-第九番 文殊院-
〒791-1134
愛媛県松山市恵原町308~猫がたたずむ静かなお寺~
【御詠歌】われ人を すくわんための 先だつに みちびきたまう 衛門三郎
【御真言】オン カカカ ビサンマエイ ソワカ本 尊 地蔵菩薩 文殊菩薩
開 山 弘法大師
宗 派 真言宗醍醐派略縁起
天長元年、大師は当院の文殊菩薩に導かれて当寺に留錫し、人々を教化される。河野衛門三郎も、その一人で、八名の愛児を失い、自分の罪の深さに目覚めた衛門三郎は、大師に懺悔、謝罪のため遍路に出る。これが遍路の始まりで四国の霊場を八カ年、二十一回巡拝して、遂に大師と再会できる。
のちに、大師により衛門三郎は伊予の国主に生まれ変わることができ善政を行う。後年、衛門三郎旧宅へ寺を移し、河野家の菩提所とする。
境外地
●八塚 衛門三郎の子供の墓(松山市文化財)
●八窪 大師鉄鉢が八つに割れて飛んでいった八つの窪み。大師御加持水湧き出る
石鎚お山開き(毎年七月一日~十日)
ロープウェイ乗り場下にあり石鎚山開祖役行者堂は現在文殊院が昔木戸の鍵を管理し、人々はこの行場で滝に身を清め、山頂へ登っていきます。御本尊は毘沙門天で、石鎚三体神変大菩薩、石鎚蔵王大権現、不動明王を、普段は文殊院にお祈りし、お山開きの間ご開帳しています。
そして御影や御朱印、念珠玉をいただいて終了。
本堂の納札所の下に白い物体。若い猫でした。
お寺の人に聞くと、もう1匹三毛猫がいるみたいで、それが親。この茶白が子だそう。この茶白は呼んでも来ません。暑いから当然ですけど。でも触らせてくれます。足がぴょこっと出ていたので、触ったら可愛く鳴きました。
思わぬところで癒やしがありましたね。
次回↓
11.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第十番 西山興隆寺-