前回→九州&四国名所巡り6 ~軍艦島全景②~
いよいよ軍艦島上陸です!
前回も記事にした詰込桟橋橋台を横から見てみました。これを使って、石炭を船に積み込んで運んでいたんだと思うと、その様子が浮かび上がるような気がします。
上陸すると、決まった見学コースを歩きます。見学コースはこれまたWikipediaのマップを見ていただく方がわかりやすい。
第一見学広場から見えるのは、ベルトコンベアの跡や詰込室の跡など。
手前に見えるのはブロアー室。石炭を積み込む前に洗浄していた部屋とのこと。
奥に見える建物が何かというと・・・
端島小中学校です。前回海側からの学校の写真を載せましたが、今回はその逆。こちら側は海側に比べると窓が少ないですよね。前回書いた通り、海側は採光重視ということがよくわかりました。
その手前中央に見えるのが体育館(71号棟)。わかりにくいかもしれませんが、半円状の鉄筋が残っています。最近まで屋根が残っていたそうですが、台風で損壊し、屋根が無くなってしまったそうです。確かにネットで調べると、屋根が最近まで残っていたのがわかりました。
手前左側が変電所。一番左は65号棟です。屋上に建物があるのがわかりますか?これが屋上幼稚園ですね。
次の写真は、3号棟。
こう見ると、緑があちこちにあるのですが、軍艦島が廃墟になる前は緑は全く無かったそうですよ。この写真はあえて鳥を入れた構図で写真を撮ったのですが、このように鳥が飛来して、糞をします。その糞に植物の種が混じっており、それが育つことで、このように緑が広がっていっているとのこと。これがまた廃墟感を増しているのです。もし島に固有種が居た場合、外部からもたらされるものが甚大な影響を与えてしまうこともあるので、負の側面もあるなぁと考えさせられました。
次の写真は第二見学広場付近。
右側の人が集まっている箇所が第二見学広場。左側に見えるレンガの壁のようなものは倉庫。奥には事務所があったようです。このレンガは灰色や黒で占められた軍艦島にあって貴重な赤茶色。よく目立ちます。
ちなみに裏側。
本当に壁みたいになっちゃってますね。
①はここまで。
次→九州&四国名所巡り8 ~軍艦島上陸②~