北海道帰省 【弐】

今回は祖母の話になるのでだいーぶ重いです。

私がインプレッサを購入したのが昨年の8月。
そのときには一年前となんら変わりなく、普通に歩いて玄関まで来てくれました。
畑が手入れされていないことは気になりましたが、
祖父の体調があまりよくなかったためだと思っていました。
「新しい車はいいねぇ」なんて言って、見送ってくれました。

それから一週間くらいしてからでしょうか。
一度祖母が倒れ。
でも本人は大丈夫だと言っていたそうです。
それから二度目。
今度はダメだと病院へ行ったようです。
ですが、かかった科が整形外科だったらしく(腰の治療で通院していたため)一度様子見となり・・・
次、朝に起きてこないことに不審を抱いた母が寝室へ行くと、動けない状態になっていたそうです。
動けないから失禁もしていたらしく。
旭川医大に行き、頭が怪しいんじゃないかということで、検査。
水頭症だと診断されました。
医大では理由は忘れましたが、これ以上はできないということで日赤に。
即入院、すぐに手術となりました。

それ以降は、痴呆も進み、歩行も困難です。
家族のことはわかります。
しかし、記憶が昔に戻っており、美瑛に住んでいたころの記憶になっているようです。
旭川に来てもう十年以上にもなるのに。
正直、回復は難しいんじゃないかと思ってます。
年齢もありますし。
歩けないってのが痛すぎる・・・
歩けなくなるってことは、衰えていく一方ですからね・・・

帰って病院へ行くと、私のことはわかっており、
「こんなんでごめんね」と言いました。
私の手を離そうとしないし。

その後、なんとか一時帰宅し、年越しを一緒にできました。
その前にもいろいろとあったのですが・・・

祖父も大量の薬を飲まなければならない状態で、薬の副作用で耳も聞こえず。
祖母は入院。
普通に実家の家事もあり。
それを全部今私の母がやっています。
父方の父母なんですけどね。
万が一、今母になにかあったら・・・
うちは崩壊ですね・・・
他父方には兄弟とかいるんですけど・・・あかんなぁ・・・

万が一なにかあった時に俺はどうすればよいのか。
仕事辞めて旭川で暮らし、母の代わりを私が務めれば、家庭はそのままかもしれません。
でもね、そんなことしたら俺の人生は終わりなんですよ。
冷たいこと言うようですが、そんなことで人生終わらせたくはない。
そんなことに時間を取られて、自分のこともできず、介護しっぱなし。
ありえないですよ。
俺まだ若いんですもん。
家族のために人生をささげました。
で、?みたいな。
君の人生はなんだったんと。

そんなことを思いつつ、高校を出てから実家にはあまり帰らずにおり、
社会人になってから結構帰るようになって、家族の大切さってのはわかってきたつもりです。
だから何かしなきゃならないと思って、帰ったときにはいろいろやってます。
祖母が一時帰宅したときは、祖母を連れていったり、ご飯の準備、片付け、母と私でほぼやりました。

家族のために何かしなければならない⇔家族のために帰るなんてことはできない

自分の中に矛盾を感じ、嫌な気分です。
何をしようとしても遠い所にいる自分にはたいしたことはできやしない。
でも近くに行くことはできない。
めっちゃ冷たい人間だなぁと思います。
母にはまだがんばってもらわなければならないといけないと思いながら、特に何もできない。
地元で手を貸せないってことはそういうことです。
遠地でやれることなんて、地元でやってることに比べれば屁みたいなもんですから。

無力だなぁ・・・

コメントの投稿

  1. なつ姫 ◆tbNATSUKOY より:

    今ウコンくんがすべき事って、仕事辞めて家に戻ることじゃないと思う。今の仕事や、自分の生活が第一じゃないの?お母さんも、それは望んでいないと思う。例えば家に送金するとか、他の方法で家を手伝うだって出来ると思うよ。冷たいとかじゃないんじゃないかな?だって、ウコンくんは、一人の人間として家を離れて独立して生活してるわけじゃないですか。家族も大事ですが、やはり男としては先ず自分がしっかりしなくては?じゃないでしょうか?的外れだったら、ゴメンネ。でも無理に頑張る事は無いと思うよ。あまり根を詰めると、自分ももたなくなっちゃうからね。

  2. ウコン茶 より:

    >なつさん他の方法って実際なかなかないんですよね。送金したとしても親は使わないでしょう。強引に送金しても僕のために貯金するでしょう。なんかね、逆に考えすぎなのかもしれないなとも思います。なるようにしかならないんですよね。多分。他のいろんなことも含めてごっちゃになっているような気もしますし。

  3. ossa_n より:

    ウコン茶 さん 先日はコメントありがとうございました。今年もよろしくお願いします(_ _)私は、同じ地域に住みながら、結局、年数回しか顔を見に行かなかったことになります。距離の問題ではなく、思う気持ちが大切なんではないでしょうか。お金を送って、それを親御さんが使わない・・・私もそう思いますが、それが親なんであり、子を思う姿なんでしょうね。ここに書いて悩み、思っている気持ちは、届いていると思いますし、私は、そう信じたいです。

  4. ウコン茶 より:

    >ossa_n様いえいえ、今年もよろしくお願いいたします。正直ですね、実際に介護っぽいことをすると、体が近くにあることこそが最大の手伝いになるって思ってしまったんですよ。病院の行き来、病院行く前に買っておかなければならないものを準備、一時帰宅の場合には男二人で支えながら家に連れて行き、掃除とかご飯とかトイレの介助とか、その後の片付け、病院へ戻る・・・全て体がそこにないとできないことなんですよね。たとえ金を送ったとしても、「で?」って自分でも思ってしまう部分があります。現実的すぎるのかもしれませんが、母が一人で全部やっている以上、思いだけではなかなか難しいところがあります。じゃあ帰れってなるんですけど・・・それもできない・・・ossa_nさんのおっしゃることも正しいし、そうであると思います。ある意味、現実とのアンマッチがしんどいのかもしれません。