昨日の「猫の恩返し」見た方も多かったと思います。
「猫の恩返し」は本編が短いので、始まる前に短編が放送されたのはよかったですね。
特に「On Your Mark」が感動でした。
私小さい頃、「耳をすませば」を映画館で見たんです。
本編が流れる前に「On Your Mark」が流れて凄く感動した記憶が今でも残ってました。
ちょっと調べてみるといろいろわかりました。
「On Your Mark」って一種のPVだったんですね。
CHAGE&ASKAのライブで流れたりしてたそうですよ。
CHAGEさんが宮崎監督のファンだったらしく、製作を依頼したそうで。
宮崎監督は映像の実験も兼ねて製作したそうです。
実験にしては凄いシナリオがしっかりしていると感じます。
製作された当時は。オウム真理教による地下鉄サリン事件があった頃。
カルト教団による無差別殺人が現実的になったことで
世の中に不安が立ちこめていた。
「On Your Mark」の中に出てくる羽の生えた少女を監禁していた組織。
これはオウム真理教をイメージしていたのは間違いないそうです。
背景とストーリーはこんな感じです。
地上が核かなにかで放射能汚染され住めなくなった未来。
政府は放射能汚染されることない巨大な地下シェルターに人を住まわせていた。
シェルターから出ることは死に繋がると言っていた。
影響力のあったカルト教団を鎮圧するため警官隊が本部を襲撃。
鎮圧に参加していたある二人の警官は教団に閉じ込められていた羽の生えた少女を発見。
教団施設の制圧に成功。
二人は少女を確保したが、研究施設らしきところに移送されてしまう。
少女を自由に羽ばたかせてやりたいと思った二人は施設に潜入。
少女を助け出し、警官隊に追われながらもシェルターの外へと逃げだす。
そこは自然が溢れた地上で、羽の生えた少女は力一杯羽ばたいていった。
見る限り、シェルターの外にも人家があり人が暮らしていたようです。
外が住んでも問題ないと気づいた一部の人々は脱出していたのかもしれませんね。
警官二人のモデルは言うまでもなくCHAGE&ASKAです。
一度は道路から落ちてしまってみんな死んでしまうような流れになります。
それが車が浮き上がったりして助かりますね。
宮崎監督のあきらめないというようなメッセージがあるようです。
感動的なのは、シェルターの外で少女がCHAGEモデルの警官から離れるところ。
手を離すときの少女の表情が素晴らしいと思います。
寂しさと感謝とかが入り混じった感じの表情でしょうか。
こういう表情ってものすごく難しいと思います。
こういうところはさすがだなぁと思います。
どっかの下手な映画よりも全然感動できますね。
声もなく、たった6分半ぐらいしかないのにこれだけの表現ができるなんて凄いですよ。
ほんと泣きそうになりました。
なんだか短編集がDVD化されるらしいじゃないですか。
買おうかなぁ。
「猫の恩返し」もおもしろかったですね。
ハルに池脇千鶴をキャスティングしたのは大成功な気がします。
「耳をすませば」と音楽作った人が同じなんでしょうかね、音楽に統一感が感じられました。
ああ、DVDで見たい。
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知らなかったです!!あれって何の映画なのかな~?って気になってたんですけど映画じゃなかったんですね~すっきりしたw
>天羽様そうですよ~短編物です。下手に映画化するよりもああいう形で短い作品のほうがよかったと思います。その分凝縮されてる感じですね。