四国といえば、八十八カ所巡り。八十八カ所巡りは、四国の人には当たり前かもしれませんが、全国的に知られるようになったのは、「水曜どうでしょう」の力が大きいのではないかと思います。僕もその一人。水曜どうでしょうは全部回ってなかったりもするので、”先達”の皆様は激オコかもわかりませんね(笑)
“先達”とは、四国八十八カ所霊場を4回以上巡礼し、どこかのお寺から推薦状をもらった上で先達研修会に参加し、認定を受ける必要があります。四国在住の方は、地元のお寺から推薦状をもらわないといけないようです。
と、八十八カ所霊場は割と知られていますが、それ以外にも霊場巡りはあります。その一つが、「四国別格二十霊場」。
Wikipediaによると、
空海(弘法大師)は四国に、四国八十八箇所のほかにも数多くの足跡を残しており、それらは番外霊場(後述)として人々の信仰を集めてきた。それらの番外霊場のうち20の寺院が集まって、1968年(昭和43年)に霊場として創設されたものが四国別格二十霊場(しこくべっかくにじゅうれいじょう)である。
四国八十八箇所に四国別格二十霊場を加えると百八となり、人間の百八煩悩と同じになることから「煩悩を滅するのもよし」と、この霊場を四国八十八箇所と合わせて参拝することを薦めている。
とあります。
非常にマイナーな霊場巡りでありますが、八十八カ所より巡りやすい。八十八カ所は最低1週間は必要。極端に巡礼に特化すれば、もう少し短く巡ることができるかもしれませんが、地元民でない人がそれをするのは、四国に行く時間も含めれば不可能でしょう。別格二十霊場は自動車を使えば、3泊4日で1周可能ですから、忙しい人でもなんとか巡れる。僕は夏期連休が1週間あるので、八十八カ所は無理でも二十なら行ける!と思ったわけです。
そんなわけで、以下が計画。
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【初日】
前日入り
徳島市
———-宿泊———-
【二日目】
第1番 大山寺 (たいさんじ) 7:00
↓ 1.5h
第2番 童学寺 (どうがくじ) 8:30
↓ 2h
第3番 慈眼寺 (じげんじ) 10:30
↓ 2h
第4番 鯖大師本坊 (さばだいしほんぼう) 14:30
↓ 4h
第5番 大善寺 (だいぜんじ) 16:30
↓
宇和島市
———-宿泊———-
【三日目】
第6番 龍光院 (りゅうこういん) 7:00
↓ 2h
第7番 出石寺 (しゅっせきじ) 9:00
↓ 1h
第8番 十夜ケ橋 (とよがはし) 10:00
↓ 1h
第9番 文殊院 (もんじゅいん) 11:00
↓ 1.5h
第10番 興隆寺 (こうりゅうじ) 12:30(昼食込み)
↓ 0.5h
第11番 生木地蔵 (いききじぞう) 13:00
↓ 1h
第12番 延命寺 (えんめいじ) 14:00
↓ 1.5h
第13番 仙龍寺 (せんりゅうじ) 15:30
↓ 0.5h
第14番 椿 堂 (つばきどう) 16:00
↓
四国中央市
———–宿泊———–
【四日目】
第15番 箸蔵寺 (はしくらじ) 7:30
↓ 1.5h
第16番 萩原寺 (はぎわらじ) 9:00
↓ 1h
第17番 神野寺 (かんのじ) 10:00
↓ 1h
第18番 海岸寺 (かいがんじ) 11:00
↓ 1.5h
第19番 香西寺 (こうざいじ) 12:30(昼食込み)
↓ 2.0h
第20番 大瀧寺 (おおたきじ) 14:30
↓
仏具店
帰宅
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自分の車で巡る前提です。多くのお寺が、受付が7:00~17:00となっているため、夕方は割と時間に余裕があります。その間になるべく次の寺付近に移動するようにしてます。そうすると、翌日朝一でお寺に行けますからね。googlemapのルート検索を使いながら、時間を調べ、かかる時間も切り上げするような感じで計画していますので、それなりに余裕があるはずです。とはいえ、道が険しかったり、お寺まで徒歩で行く距離が長かったりというのは十分に考えられます。テキパキ動くことが必要でしょう。+1日あればもっと余裕が出ますね。観光地にも行けるでしょう。
最後に仏具店に寄るのが、とても重要。というのも、別格二十霊場は、一つ一つのお寺を巡って納経すると、”念珠玉”という巡拝の記念品がもらえます。それを集めて仏具店に持って行くと、数珠に仕立ててくれるのです。
それがコチラ↓
仏具店によりますが、二天玉(左右にある小さい玉)と房の色は自分で選ぶこともできます。すぐ完成するわけではなく、仏具店に預けてから2週間から3週間ほどかかります。僕は送ってもらう予定です。
以下を参考に。
自分の分と親の分を作ってもらう予定です。こういった仏具は宗派によって、あるなしや仕様が違うのでこういったものは作らない方がいいと思います。僕は浄土真宗本願寺派ですが、数珠の仕様が↑と異なります。そもそも、親鸞の教えは、”念仏のみが真(まこと)である”ので、偶像等も無く、数珠を使って煩悩を消すとかも無い。よって、数珠のしきたりもうるさくはない。でも、モノを大事にするのは当然なので、数珠も大事に扱うようにはしないといけませんね。
ということで、お盆は四国でございます。