10.大井川鐵道の旅3 -大井川本線 SL(機関部)-

2017年GWの旅。前回↓

9.大井川鐵道の旅2 -大井川本線 SL(外観)-
2017年GWの旅。前回↓ 前回は大井川鐵道の旅の導入でした。今回はSLを見ていきます。まずは外観から。 こうやって現役で動くSLを間近で見るのは初めて。迫力ありますね!重厚感というか、機械感が凄く主張していますね。仕事も含めて......

前回はSLの外観を見ていきましたが、今回は機関部を。SLの機関部ですから、まずは石炭をくべるところから。

石炭が写ってなくて申し訳ないのですが、僕が昔祖父母家で見ていた石炭とはたいぶ違いますね。石炭の一つ一つが大きいし、形も角を丸くした四角になってる。光沢度も高い。僕が見ていた石炭は光沢なんかほとんどなかった。あとでSLの車内のアナウンスで聞きましたが、これは「無煙炭」と呼ばれる、ススが少ないタイプとのことでした。

もっとも石炭化度の高い石炭で、JIS(ジス)(日本工業規格)では燃料比(固定炭素と揮発分の比)4.0以上のものと定義している。炭素含有量が90%以上あり、黒色の半金属光沢を有し、電気抵抗も急激に低下(1010Ω・cm以下)する。非粘結性で揮発分は少なく、燃焼するときは短い炎で燃え、煙をほとんど出さない。これが無煙炭の語源となっている。古くはそのまま燃料にするか、あるいは練炭、炭素れんがなどの原料として重宝されていた。産業用としては、鋳物用コークスの原料や高炉への吹込み原料として用いられる。
(コトバンクより)

炭素含有量が高いんですね。不純物が少ない分、ススやコークス(粘ったタールみたいなやつ)が少なくて済むわけか。でもゼロじゃないです。実際、僕は窓側の席で進行方向向きのベストポジションでしたが、ススで服が黒くなりました(笑)それでも昔より、全然少ないんでしょうけど。昔は煤煙が凄くて窓なんか開けられなかったと聞いたことがあります。

お兄さん、子供に笑顔。イイサービス。

色々な調整弁(主に圧力)がたくさんあって、覚えるのに苦労しそう。

この調整弁がまた味があっていいですね!うーん、メカニカルや・・・プレッシャーバルブの宝石箱やぁ~

昨今あまりこういうアナログの集合体を見ることがないので、目が輝いてしまいました(笑)こういう圧力調整するバルブって閉めたり開けたりする順番を間違えると、部品が壊れたりするから結構慎重にやらないといけない。自動化すりゃそういうのもなくなり、安全だけど、味は無い。無駄をなくすことはいいことではあるが、そのうち全て無味無臭になる気がしてくるなぁと。まぁ便利さの裏返しですかね。

次回↓

11.大井川鐵道の旅4 -大井川本線 SL(内部)-

11.大井川鐵道の旅4 -大井川本線 SL(内部)-
2017年GWの旅。前回↓ さて、今回はSLの客車内部を見ていきます。SLの顔は機関部のある先頭車両だけど、客車も今の時代から見ればレトロ感にあふれています。 客同士の間隔も狭いし、椅子もガタガタ。当然リクライニングなんてものはない......