29.2017年夏季の旅 高野山を巡る -女人堂-

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28.2017年夏季の旅 高野山を巡る -金剛峰寺3-

28.2017年夏季の旅 高野山を巡る -金剛峰寺3-
前回↓ 27.2017年夏季の旅 高野山を巡る -金剛峰寺2- 金剛峯寺1で載せた写真にあったとおり、寺紋(家紋みたいなもの)が2つあるのが、金剛峯寺の特徴。ここしかないと思います。 金剛峯寺の中に、説明文がありました。歴史を......

金剛峯寺から北へ。女人堂という、歩きでは結構遠いところ。自転車でも長い坂を登るので、なかなかハードです。そのためか、人がいません(笑)バスは通るようですけどね。

少しこじんまりとしています。説明文あり。

1000年も女人禁制だったとは。それを解禁してもいいのか?ってところもあるけど・・・

女人禁制の場所があるのは、なにも日本だけではありません。むしろ場所が指定されている分、マシかも。インドのようなカースト文化が根付いている地域は、「穢れ」の避け方が徹底している(近年は「社会問題」化されているみたいですが、昔は問題ではなく、当然だったと思います)。

ヒンズーは「不浄(穢れ)」と「浄」の分離が根付いていて、これが現代的には差別扱いになっていますが、はるか昔から続く文化は急激には変わらない。カーストの最高位であるバラモンは、最も浄が高いのですが、不浄なものに触れると「穢れ」てしまう。「穢れ」が何かといえば、体外に排出されるものであるという定義(遙か原始時代から、体外に排出されるものは病気の原因になると経験則からわかっていて、高貴な者を病気から守るために生まれた考え方だから、世界各地に似たような文化がある)。よって、月経中の女性は「穢れ」ているとされたが、月経中かどうかは見た目では判断できないので、知らない女性が触れるものは全て「不浄(穢れ)」となったという経緯。よって、インドの飲食店はウェイターしかいない。日本でもインド系のレストランだとウェイターしかいないところが多いと思いませんか?インド系レストランに行ったときに、注意して見てみるとわかると思いますヨ。女性が居ても、その人は客に配膳したり、料理はしていないと思います。片付けとか掃除をしているはずです。日本の女人禁制も基本的な考え方は一緒です。僕はジェンダーじゃないので、こういう女人禁制の場所はあってもいいと思っていますヨ。差別のない社会など、群れで暮らす人類にはあり得ないことですからね。

と、本筋から離れました。次は徳川家の墓所へ。

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30.2017年夏季の旅 高野山を巡る -徳川家墓所-

30.2017年夏季の旅 高野山を巡る -徳川家墓所-
前回↓ 29.2017年夏季の旅 高野山を巡る -女人堂- 女人堂から少し下ると、徳川家の墓所がある場所があります。三代家光の時代に作られたとのことですが、家康も秀忠も、実際に埋葬されている地は別にあります。 立派な建造物が二......