6.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第五番 大善寺

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5.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第四番 鯖大師本坊-

5.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第四番 鯖大師本坊-
前回↓ 4.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第三番 慈眼寺- 第三番慈眼寺から約2時間。徳島の最南端にあり、室戸岬が近いです。第一番~第四番、第二十番が徳島県にあります。ここからはしばらく徳島県から離れ、西へ向かうこ......

第四番鯖大師本坊から約4時間。ひたすら走り続けました。おかげで16時前に到着することができました。

大善寺は町の中にありますが、高台にあり上からは町並みを見ることができます。上記の写真は、設置されていたモノレール。このモノレールの下側が納経所。上側が本堂です。動いているところが見られなかったのが少し残念。

町の中にあるので、鐘を突くことはできません。

本堂へ。全然人がいません。

-第五番 大善寺-

~高台から太平洋を望む~

〒785-0009
高知県須崎市西町1-2-1

【御詠歌】みな人の 善を須崎の高野寺 波の音さえ 法の声かな
【御真言】南無大師遍照金剛

本 尊 弘法大師
開 山 弘法大師
宗 派 高野山真言宗

略縁起
弘法大師四国八十八カ所御開創の砌、須崎の入海はきわめて広く、今の大師堂の地点は海に突き出た岬とっていた。当時は山越しに行くのを常としたが干潮の時はこの二つ石岬の端を廻って行くことができた。ところが同地は波浪いつも岩をかみ「土佐の親しらず」といわれ、波にさらわれて海の藻屑となるものも多く海難が多発し、そのうえ同地点は伊予石鎚山の末端に当たるので身に不浄あるものは時々怪異に出会うといっておそれられていた。
大師は、そのことを聞いて海岸にたつ大岩の上で海難横死者の菩提のため、海上・陸上の往来安全を祈願して祈祷を行い、一寺を建立したのが今の大師堂の起源である。それ以来難儀も軽減したので、誰言うともなく「二つ石のお大師さん」と呼ばれるようになったという。
二つの大岩は長年波荒く打ち寄せる波の力で磯になり丘になり、遂に昭和の初め防潮堤ができ、今はその姿を留めていない。寺伝によれば宝永四年(1707年)の大変までは古市町にあり八幡山明星院大善寺といい、法印職の住する中本寺格として八幡神社の別当職として末寺十七カ所寺を擁していたが(寺地境内は六反十二畝三歩・寺は三間に二十四間だったという記録がある)津波で流失し古城山のふもとに移ったものらしい。
後に明治の廃仏毀釈により廃寺となり、明治二十九年(1896年)大師の霊跡を惜しむ里人の手で再興され現在地に移転し寺の再建を計って今日に至っている。
尚、本堂前境内よりのながめは太平洋を眼下に一望でき「二つ石の上でお大師様」が今もみなさま方の幸せをとこしえに御祈願されております。

御影や御朱印、念珠玉をいただいて終了。

ここからは宇和島に向かうだけですが、既に16時を過ぎており、どこか観光地に向かうのは難しい状況。そのまま宇和島へ向かうことにし、その道中休憩がてら「雲の上の市場」という場所に寄ってみました。もう閉店済み時刻でございます(泣)きじ肉ラーメン食べてみたかったな・・・

ここは静かで景色もよく、休日なら観光客もいるんだろうなーと思います。

そして大善寺から2時間、宇和島に到着。もうすでに暗くなっています。行こうと思っていたお店はお休みで行けず・・・(泣)徳島のときといい、ツキは無いようです。疲れもピークを迎えていたので、コンビニ飯で終了しました。

第一番大山寺から約430km。四国を半周しました。やはり、第四番鯖大師本坊から第五番大善寺までがキツいですね。また、そこから第六番龍光院に早朝からアクセスするために、高知から宇和島までの移動もかなりの距離があります。徳島のホテルを6時に出て、宇和島のホテルに18時すぎ着。12時間のうち、10時間近くは移動でした。今回の旅は、四国別格二十霊場巡拝が目的であり、ストイックな旅にするつもりではいましたが、それでも結構しんどいものがあります。ホテルで体をしっかり休ませることも大事ですね。巡礼の初日はこれで終了です。

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7.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第六番 龍光院-

7.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第六番 龍光院-
前回↓ 6.2017年夏季の旅 四国別格二十霊場巡拝 -第五番 大善寺 宇和島のホテルに宿泊して、朝から龍光院に向かいます。 龍光院は宇和島駅から徒歩圏内にあり、アクセス良好です。宇和島に宿泊すれば、ホテルから徒歩で行くことも......