ポケモンGOは何に影響を与えるのか

先週金曜日に日本でもリリースされた「pokemon GO」。

僕も早速ダウンロードしてプレイ中。ポケモン自体はやったことが無いのですが、色々話題なのを見て、面白そうだなと思い、落としてみました。課金はしていません。

今のところのゲット状況。博士に送ったりしつつ、新しくゲットしたらとりあえず残しておいております。

ピカチュウやイーブイ可愛いですよね～。

と、ポケモンGOのゲームとしての内容は置いておいて・・・社会現象になっているポケモンGOがどこまで影響を及ぼすのか？この新しいゲームが何を変えるのか？を考えてみました。

①健康増進

ポケモンGOはポケモンを探したり、アイテムを入手したり、たまごをふ化させるのには家でじっとせず、外に出て歩く（小走り）必要があります。家がジムやポケストップに近く、家を出なくてもアイテムを入手したりバトルができる人もいるかもしれませんが、たまごはふ化させられません。たまごはふ化するのに「10km/h以下」で「たまご毎に規定の距離」移動しないといけないからです。

僕も先日、5kmほどランニングしつつ、ポケモンを捕まえたり、アイテムを手に入れたりしました。ずっと走っているわけではないので、本格的なランニングではありませんが、

ポケモンGOをするのに外に出る　→　健康のため、歩くよりランニング　→　運動習慣

というのが理想ですね！ポケモンゲットのために歩く。外に出る。イイコトです。運動しない、外に出ないよりずっといい。今まで色々な施策を打ってきたけど、運動も外にも出られない人が、ポケモンGOでアクティブになるなんて、凄い効果です。

②観光・イベントの広がり

日頃行ける範囲で捕まえられるポケモンはだいたい決まってしまうようです。なので、新しいポケモンをゲットするのには、日頃行かないところにこそ行かないといけません。今後、お店などのスポットのプロモーションで、ここでしかゲットできない限定ポケモン！みたいなことがあるかもしれません。

ある意味、ポケモンGOをしている人を、意のままに操ることができるという結構恐ろしいことが可能になります。集客力がハンパないため、多くの企業が名乗りを挙げるでしょう。日頃どうやって集客しようと悩み、色々手を打っている企業も多い中、ポケモンGOを利用した集客に成功した場合、広告代理店へのダメージが大きいかもしれません。広告代理店を経由しなくても集客出来るじゃん！ってわけです（間になんらかの会社は噛むのかもしれませんが）

③スマホゲーの淘汰

一日は24時間しかありません。その中でポケモンGOをする時間が増えるということは、他のスマホゲー等をする時間が減るということになります（他のスケジュールは変わらないとすれば）。しかもポケモンGOは、一般的なスマホゲーにありがちな「遊べる時間の制約＝遊ぶ時間を延ばすためには課金が必要」がありません。スマホのバッテリーがもつ限り、遊べます。

「遊べる時間の制約＝遊ぶ時間を延ばすためには課金が必要」のビジネスモデルが縮小するかもしれませんね。①で書いた通り、アクティブに動いたりしないと先に進まないので、家にいる間は他のスマホゲーは可能です。しかし、一日の活動時間が限られている以上、ポケモンGOに時間を取られないようにするには、他のスマホゲーも課金無しで遊べるようにしないと、太刀打ちできない。利用時間を稼がなきゃ、課金もあったもんじゃないですからね。僕はこれには素直に賛成です。

ポケモンGOはまだ無課金ですが、無駄に射幸心を煽るような仕組みはゼロです。スマホゲーでよく問題になる「ゼロに近い確率のデータに数十万を費やす」みたいなことはできない（というかやれない）。ひたすら歩き回る方がより効果があることをユーザーが実感していることが重要ですよね。今、ソーシャル業界の方々は戦々恐々としているのではないでしょうかね。

④VRとの連携

僕はポケモンGOがVRへ今後発展していくんじゃないかと思っています。今もその片鱗がある。AR機能と、特定の場所との連携がそう。ちょっと横を向きながら下を見ると、自分のお気に入りポケモンがいて、一緒に旅をしている気分を味わえるとか。仮想のペットですね。バトルフィールドではアニメのようなポケモンのアクションが目の前に広がるとか。いいなぁ、夢がある。ひたすらレアデータに課金させるようなスマホゲーとは、あり方そのものが違う気がしますね。

というようなことを思いながら、ポケモンGOをしています。ジムにいるポケモン強すぎ・・・