インフルエンザの予防接種に効果はあるのか

先日、インフルエンザの予防接種を打ちに病院へ。前にいた会社だと、会社に病院の方が出張してきて、その場でインフルエンザの予防注射をしてくれました。確か会社が半額補助だったかな。自分の仕事の時給を考えると、全額補助でも会社は損しないのになぁと思っていたけど・・・インフルエンザで休んだら1週間程度不在になるわけで、その間は自分の分の仕事は進まないわけで。

img_02_02

と、本題。今回は、自分で病院へ行きました。土曜だと予約が全然取れないため、金曜に予約をして半休を使って行くことに。土曜に集中するのはわかっていたけど、まさか12月下旬まで無理とは・・・それではいけないと、あえて平日に。それはなぜかというと、インフルエンザの予防接種は即効性があるものではないからです。予防接種をしてから、2週間から3週間程度で抗体が作られるそうです(成人の場合)。そこから3ヶ月~(長くて)6ヶ月程度。インフルエンザの流行は12月から始まり、3月にはだいたい収束する傾向(それよりも前に流行した年もあるが)。となると、11月中旬くらいには打っておきたいというところ。まぁ目安ですけどね。

参考:インフルエンザの予防注射は打つべきか? 効果はあるか?

今年度のインフルエンザワクチンは昨年から変更がありました。

従来:3価ワクチン(A型2株+B型1株)

今年度:4価ワクチン(A型2株+B型2株)

それに伴い、500円ほど値上がりしているところが多いようですね。自分は4,000円でした。これを高いとみるか、安いと見るか。値上がりして、控える人が減るのか、変わらないのか。

インフルエンザワクチンに本当に効果があるのか?というのは長年議論されているテーマ。特に「インフルエンザワクチンは国からの税金が投入され、その額が莫大なため、メーカー、販売者、医師が儲かる商品に過ぎない」という意見はよく聞きますね。効果が無いものを宣伝して、金をむしり取っているんだ!という、ある意味陰謀論的なやつ。「インフルエンザワクチンが儲かる」というのは事実であろうと思います。

・保険対象外であり、各自が自由に値段を設定することが可能
・毎年流行することが確定している病
・かつ、高齢者や小さいお子さんがかかると、重体になったり、最悪命に関わる可能性
・成人でもかかる可能性があり、感染力が強い(患者が非常に多い)
・決まった型があるわけではなく、変異を繰り返す(防ぐことが「事実上不可能」)

毎年決まった時期に莫大な需要が産まれる。製造は色々なメーカーが製造するが、中身は変わらない(毎年、国が流行を予測し、ワクチンの種類を決めるため)。事前にメーカー間で取り決めをしておけば、製造に関してメーカーは在庫リスクをあまり抱えずに済む。要は競争が発生しないので、儲かるわけです。それが型を変えて毎年発生するんだから、製薬メーカーにとっては儲かるイベントですね(ハロウィンとかバレンタインデーみたいなもの)。

「鬱病」というジャンルも、アメリカの製薬会社によって作られたものだと言われています(僕はこれを正しいと思っている)。ロジックは、

・新薬開発 → 多く売るために新カテゴリを作る → 病院に売り込み&キャンペーン → 処方 → 儲かる

ですが、新たに都合の良い部分をカテゴライズし、それをターゲットにしてもうけるやり方は、広告代理店の常套パターンですが、それの製薬メーカー版みたいもんですね。だから、新薬が出たら治って患者数が減るはずなのに、逆に増えている。そりゃそうですよね、薬を売らないと儲からないんだから、たくさん処方できるように病気をカテゴライズしたわけで、対象となる人が多くなるのは、そういうロジックだから(「鬱病」というカテゴリが無かったら、そう判定されないはずの人も巻き込まれてしまうようにできている)。

と、話を戻して、インフルエンザそのものへの効果有無。僕は

・予防の効果は100%ではない(そもそも100%効果があるワクチン、薬なんかは存在しない)
・重症化は防げる

というスタンスです。

インフルエンザワクチンにより抗体が作られるのは間違いないが、インフルエンザウィルスはものすごい勢いで増殖するため、突然変異を頻繁に起こすことがあります。体に出来た抗体が効かないタイプが流行した場合、ワクチンの接種有無に関わらず、インフルエンザにはかかってしまうからです。

ということは、抗体が効くタイプのウィルスだったら防げるってことじゃん!!

僕はそう結論を出しております。世に100%効果があるものなんて存在しないんですよ。100%安全なものも無い。ある意味、「かもしれない運転」みたいな感じですかね。「効くかもしれないから接種する」くらいでいいと思います(自分の身に副作用が無いなら)。結果として、インフルエンザワクチンを接種したからインフルエンザにかからなかったのか、それともただ単にウィルスに接触していない、または接触したが自己の体力や管理により、増殖するまでに至らなかったのかはわかりません。それが証明されていたなら、インフルエンザのような命に直結しかねない病は、保険診療になっているはず。そうなっていないということは証明されていないってことです。

疑ったらキリが無いし、副作用に問題が無いなら、利益になりそうな方を選ぶってことで。

コメントの投稿

  1. モモのパパ より:

    こんにちは~。モモパパです。
    僕。
    金融機関に勤めてた頃インフルエンザにかかって大変な思いをした覚えがあります。
    融資の稟議書を書かなくてはならないのに会社側からは治るまでは出勤してくるなといわれて・・・。
    結局その融資の稟議書は同僚が書いてくれたのですが。
    インフルエンザの辛さにはもう懲り懲りです。

  2. ウコン茶 より:

    >モモのパパ様
    そうなんですよね、出勤禁止になるのが面倒なんですよね。
    自分の場合は、誰も僕の仕事を肩代わりできないので、そのまま放置されてしまうのです。
    明けたら仕事が増えているので、ひたすら大変という感じです。