-5.2015年GW 離島+αの旅 千歳 カルビー工場見学

前回:-4.2015年GW 離島+αの旅 余市 ニッカウヰスキー

-4.2015年GW 離島+αの旅 余市 ニッカウヰスキー
前回:-3.2015年GW 離島+αの旅 積丹半島 神威岬積丹半島を出て、実家方面へ。途中余市に寄りました。ニッカウヰスキーの北海道工場です。目次に記載の通り、NHKのドラマ「マッサン」のモデル、竹鶴政孝が創業者であるニッカウヰスキー。北海......

実家に帰って、ちょっとゆっくりした後は、千歳に行って工場見学です。

千歳には大きい工業地帯があり、工場見学が可能なところもいくつかあります。その中で今回は、カルビーとキリンの2社に行ってきました。通常、土日だと工場見学の予約が一杯になっており、行けないことが多いのですが、4/28は平日だったためか、空いており予約が簡単にできました。カルビーは前日に予約。キリンは当日予約(行く2時間前くらいに電話にて)でした。

まずはカルビーの工場見学から。もちろん写真撮影厳禁ですので、写真は非常に少ないです。

カルビー千歳工場見学

ここは写真撮影ができる場所で、記念のパネルがあります。まともに撮影できるのはここくらいですね。

目次でも書きましたが、カルビーの千歳工場は、北海道内で消費されるポテトチップス、堅あげポテトと北海道限定お土産のじゃがポックルを生産しています。

工場見学の工程(概略)は以下の通り。

1.待合所で待機していると、予約時間に係員が迎えにてきてくれる。

2.挨拶して工場内へ。32段階段あり。

3.上記のパネルがあるスペースにTVや椅子があり、そこで千歳工場の説明と製造工程の説明などがまとめられたアニメのDVDを鑑賞(約20分)

4.製造工程見学スタート。

5.貯蔵 → 洗浄 → 皮むき → 選別 → カット → スライス → 洗浄 → フライ → 味付け → 袋詰め → 梱包 というような感じで、製造工程順に見学(途中、試食あり)

6.パネルがあるスペースに戻ってきて、試食したあと、パネルでの記念撮影や質問などの時間。

7.終了&解散。トータル1時間程度。

という流れです。

製造工程の中で、エンジニアのウコン茶が印象に残ったポイントをいくつか。

◯貯蔵:ご存じの通り、ポテトチップスはじゃがいもが原料ですが、年中採れるわけではありません。驚いたのは「じゃがいも前線」なるものが日本にはあり、それを追いかけながら生産しているというところです。5月下旬の九州鹿児島からはじまり、8月~10月の北海道まで。それ以外の期間は、生産しておいたじゃがいもを貯蔵しておいて使うとのこと。僕のイメージはじゃがいもといえば秋!でしたので、それを貯蔵して使っているのかと思っていましたが、そういうわけではなかったということです。貯蔵は、温度や湿度、CO2を管理しているそうです。

◯選別とカット:皮が剥かれたじゃがいもがコンベアで大量に運ばれてくるわけですが、傷んでいるものは弾き、大きすぎるものは設置された刃でカットする作業が大変だなと感じました。大きいものは刃にたたきつけるように切断しています。ポテトチップスを食べるときに確認してもらえるとわかりますが、たまに◯でなく半円になっているものがあると思いますが、それは切断されたためです。

◯スライス:筒状の金属に刃がセットされており、それが高速で回転している状態で、じゃがいもが投入されます。遠心力でじゃがいもが刃に押しつけられ、スライスされる仕組みです。刃の交換タイミングは時間管理なのかな?質問しようかなと思いましたが、やめました(笑)高速で回転する筒から、スライスされたじゃがいもが出てくる光景は圧巻です。ちなみに、ギザギザポテトみたいな形状が違うものは、この刃の形状をを違うものに換えて対応しているようです。

◯袋詰めと梱包:袋詰めは当然自動。仕組みは、計量器に味付け後のチップスが落ちていき、一定の重量になると底が開き、袋に投入という流れ。計量器には6つ?8つ?だったかな?袋がセットされていて、底は共通なので一気に開くわけですが、計量器内部は仕切りで区切られ、均等にチップスが落ちるように工夫されています。
また、袋には窒素が詰められます。チップスの油の酸化を少なくし、風味を維持するためですね。
梱包は手作業。ダンボールに手でひたすらチップスの袋を詰めていきます。これも大変だ・・・

と、色々書きましたが、現物を確認するのが一番おもしろいので、是非とも工場見学することをオススメします。無料ですし。なお、タイミングによっては、ラインが動いていないこともありますので注意です。僕のときは、堅あげポテトも、ポテトチップスも、じゃがポックルもライン稼働中でした。

ちなみに、カルビーの製造所固有記号(2015/5現在)は以下の通り。千歳は「C」。カルビーのホームページから拝借しました。ご自分のカルビー製品の裏面を見てみては?(僕の部屋にたまたまあった”ベジたべる”は「M」の広島工場西棟でした)

  工場名 場所 製造している商品 製造所固有記号
1 千歳工場 北海道 ポテトチップス C
2 カルビーポテト 帯広工場 北海道 じゃがりこ、ジャガビー P
3 北海道フーズ 北海道 ポテトチップス S
4 新宇都宮工場 栃木県 スナック、ポテトチップス、ジャガビー NU
5 清原工場 栃木県 スナック、シリアル OI
6 研究開発本部 栃木県 スナック、ポテトチップス R
7 下妻工場 茨城県 じゃがりこ I
8 ポテトフーズ 関東工場 埼玉県 ポテトチップス Y
9 各務原工場 岐阜県 ポテトチップス、じゃがりこ、ジャガビー G
10 湖南工場 滋賀県 ポテトチップス、じゃがりこ Bまたはb
11 綾部工場 京都府 じゃがりこ A
12 広島工場 東棟 広島県 スナック H
13 広島工場 西棟 広島県 スナック、ポテトチップス、ジャガビー M
14 鹿児島工場 鹿児島県 ポテトチップス K

カルビーの工場見学 千歳工場

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前回:-5.2015年GW 離島+αの旅 千歳 カルビー工場見学前回、カルビーの工場見学の記事を書きましたが、キリンの工場見学も同日に行っております。場所はカルビーの工場から車で数分のところにあります。カルビーの工場見学を11:00から開始......

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-0.2015年GW 離島+αの旅 計画(目次)
ブログの移行が一旦落ち着きましたので、更新していきます。まだ改善したいところがいくつかあるので、今後も少しずつ変更していくつもりです。2015年のGWは皆様いかがお過ごしでしたか。僕は昨年の夏から旅のメインテーマにしている「離島巡り」を今回......

コメントの投稿

  1. モモのパパ より:

    カルビーの工場見学ですか。
    僕。カルビーのスナック菓子で一番好きなのはベタですが
    やはりポテトチップスうすしお味です。

  2. ウコン茶 より:

    >モモのパパ様
    私もそうですね。
    ポテトチップスはカルビー以外のブランドはほとんど食べません。