MTのハッチバックを比較してみた_輸入車編2

一連の記事の続きでございます。

繰り返しになりますが、前提条件を。

[前提条件]
①MT車であること
②車両本体価格が300万以下であること
③ベースグレードで比較すること(MTが上位グレードにしかない場合は別)
④同一メーカーは2車種まで
⑤MT設定があるコンパクトカー(フィット、マーチ、デミオ、ヴィッツ、スイフト)は除く
⑥軽は除く
⑦2ペダル(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)はMTに非ず
⑧新車で存在する車種であること

整理した表。Photo
今日はこの中の、
・PEUGEOT 308 Premium
・CITROEN DS3 Sport chic
・FIAT 500 500S
です。

これまた繰り返しになりますが・・・
注意点としては、この記事はあくまでも緒元と見た目をベースに書いています。
実車に試乗した上での評価ではないのであしからず・・・

7.PEUGEOT 308Peugeot308_frenchcargeek2012 Premium
・ドア数:5
・ミッション:6MT
・出力:156ps
・トルク:24.5kgf・m
・燃料タンク容量:60L
がトップランナー。
・車重:1320kg
・燃費:13.4km/L
がワースト。

208より実用的で、エンジンもMINIとかに使われているものと似た感じ。
若干車重は重くなったが、それでも156psあれば十分だろう。
値段も上がったが、MINIに比べれば安い方。
208よりPEUGEOTっぽい顔をしている。
燃費は悪くなったが、燃料タンク容量が大きいので、さほど苦にはならないだろう。
見た目はそうでもないのだが、全福が大きいのが気になるところ。
日本では若干大きめかもしれない。
乗ってはみたいが、MINIの方が存在感はあるかもしれない。

8.CITROEN DS3 Sport chicDo_citr101028_01
・ミッション:6MT
・出力:156ps
・トルク:24.5kgf・m
がトップランナー。
・ドア数:3
・価格:257.1万円
がワースト。

一目で国産車じゃないとわかる個性的なデザイン。
街での注目度は抜群。
それほどに存在感がある。
重量は1,190kgと軽量。
燃料タンクも50Lと、MINIより実用的。
そもそもMINIはこのクラスのエンジンにしようとすると、CooperSしか選択肢がなく、300万オーバーになってしまう。
CooperSだと燃料タンクは50Lになるが、DS3より+20kgになる。
動力性能はCooperSが上。
しかし、実用面からすればDS3の方が上で、コストパフォーマンスは高い。
写真は特別仕様車だが、ダークなシトロエンは妙な色気がある。
美人?ミステリアス?
この限定カラーのDS3は大注目の1台。

9.FIAT 500 500S13424fiat_500_s_665_s
・重量:1,010kg
がトップランナー。
・ドア数:3
・ミッション:5MT
・定員:4
・燃料タンク容量:35L
がワースト。

FIAT500のヤンチャ版とでもいうべきクラス。
日本の軽くらいの大きさ。
燃費は26.6km/Lを謳うが、この数値をたたき出せるかは疑問。
嘘が書いてあるとは思っていないが、現実的な数値からすれば、10km/L台後半だろう。
それから、燃料タンクが35Lしかないのが厳しいところ。
実用性からすると厳しい印象がある。
2台目として遊びに使うなら・・・
価格はMINI ONEくらいだが、総合点からするとMINIが上か。

と、これで3回の連載は終了。
買うかどうかは、ウコン茶の仕事の状況次第です。
今の住居だと、駐車場が無いので無理です。

いろんな車を見るのは楽しいなぁと思います。
それぞれに個性があったり、目指す方向性が違ったり。
ちょっとした工夫があったり、無かったり。
国産には付いてて便利だけど、輸入車には無いとか。
国産にはできないこだわりがある輸入車とか。

車は持ち主のセンスを現すとはよく言ったものです。
乗っている車を見るだけで、その人なりがわかることもあります(もちろん全てではない)。
みなさんもそういう場面にはよく遭遇していると思います。
走りがよいだけではない、見た目やインテリア、使い勝手、騒音、乗り心地、ブランド、価格・・・
これだけ総合力が問われる商品は世の中にそうそうありません。
だからこそおもしろい。
価格以外の価値がたくさんあるのですから。

[MTのハッチバック比較]
SUBARU IMPREZA・TOYOTA AURIS・MAZDA AXELA
BMW MINI・BMW MINI Crossover・PEUGEOT 208
PEUGEOT 308・CITROEN DS3・FIAT 500 ←この記事

コメントの投稿

  1. モモのパパ より:

    初めまして。
    こんにちは。モモパパと申します。
    最近は国産も輸入車もMT車は減りましたからね~。
    僕。
    今の足車ジムニーに至るまでMT車しか乗ったことがありません。
    マイティボーイに始まりランタボ、AE86、AW11型MR2、スカイラインRS、R32型スカイラインGTS、シビックSiR、スープラ、アルテッツァ、Z、そして今や軽のジムニーに至ってます。
    今の国産車ならアクセラ。
    輸入車ならプジョー308を選びますかね~。

  2. ウコン茶 より:

    >モモのパパ様
    始めまして、ウコン茶と申します。
    MT車の件ですが、やはりディアルクラッチの潮流には逆らえないのかなぁと感じています。
    MT→DCTまたはAMTで、AT→CVTはもうあたりまえなのかもしれません。
    乗り継いでいらっしゃる車がこれまたヤンチャですね(笑)
    アルテッツァ→Zに行きついたのはなぜですか?
    アクセラやプジョー308もいいとは思うんですけど、一つ足りないんですよ。
    それがなんなのかよくわかってないんですけどね。
    もしかして見に行ったらコロッと変わるのかもしれません。