仕事納め

こんばんは、ウコン茶です。

本日、仕事納めでした。
土曜なのに出勤しまして、微妙な心地・・・
とりあえず今は終わったなぁという感覚です。

昨今の経済情勢は、かなり厳しいものがあり、うちの会社も経費節減の大合唱が開始されております。
建屋が暗い・・・

木曜にこの経済状況を物語る出来事がありました。
その日私は午後から打ち合わせをしてまして、席をはずしておりました。
午後に下請けのメーカーさんがお越しになることを忘れて・・・
電話がかかってきて、一時会議中断。
すみませんと言いながら、商談スペースに行きますと、見慣れた営業の方。
そのメーカーさんとの付き合いは私と課長で中小企業展示会に行ったときに、
私と営業の方が名刺を交換したことから始まりました。
今でも私が窓口になっています。
それが二年くらい前でしたでしょうか・・・
それ以降、何回か私が書いた図面を発注し、製作していただいていました。
木曜、私はどうせ年末の挨拶だろうと思っていました。
いろんなメーカーさんから挨拶を毎年必ずいただくからです。
「仕事の状況はどうですか?」「近いうちに図面は出そうですか?」なんて普通に話をしていたら・・・

「実は私、リストラに遭いまして、今月一杯なんです」
「来月から○○が参りますので、よろしくお願いします」

と・・・
そういうときはなんて言えばいいんでしょう・・・
会社としては規模は大きくなく、いわゆる中小企業の小規模。
自動車を組み立てる完成車メーカーを頂点とするツリーを描いたときに、そのメーカーさんは末端にいるでしょう。
一次、二次、三次・・・
しかも、試作のスポット発注。
私どもも複数見積もりいただいた中から選別させてもらうため、必ず発注するかどうかは限らない。

その方は40歳後半くらいでしたでしょうか。
まだお子さんも学校に行っているかもしれません。
年末年始、次の年へ移ろうとしている中の解雇通知。
厳しいものがありますね・・・

ぶっちゃけた話、正直派遣切りだの契約打ち切りだのとは比べてほしくはないくらい、こちらのほうが重いです。
私は毎日のようにマスコミが騒いでいる派遣云々はおかしいと思ってるくらい。
全て自己責任だとは言いませんが。

・寮住まい
・手取りもそこそこ(交代勤務がある場合)・・・私より手取り多い人は派遣でもたくさんいるはずです。同じ製造業ですからわかります。

そして派遣されている人はあくまで派遣会社から派遣され、派遣先企業との契約は会社間で行われている。
派遣先を責めるのではなく、派遣会社を責めるべきでは?
ピンハネしてる分でどれだけの人が救えるのか・・・
寮住まいなら、貯金はできるはずですよ。
マスコミが報道しているのはオーバーすぎて嫌いです。

と、話が反れましたがこうやって現実解雇されているということを目の当たりにすると、結構ショックです。
他人事なのかもしれません。
確かに私みたいな若年層まで切り出したら会社はほんとにおしまいだろうと思います。
痛みをどこで吸収するのか。
マスコミとかから出る情報だけではわかりません。
末端で起きていることはもっと深刻だと思います。

コメントの投稿

  1. 思考亭 より:

    大変なことになりましたね。企業の業績の悪化は急速ですからね。ものを作ればどんどんと赤字、在庫を抱えると赤字、それを捌くために儲けがほとんどなくてもぼろ安で売る。こんな状況だから生産を止めるのは当たり前ですよね。生産を止めるのなら派遣社員などは不要となる。それを雇っているほど企業は慈善事業をするはずがない。小生の会派も半年前と比べて驚くほどひどい状況です。

  2. ウコン茶 より:

    >思考亭様かなり急激でしたね。ついこの前まで通常通りだったのに・・・企業も必死です。日本の基幹産業がここまできちゃうと四の五の言ってられませんよね。