アイヌ民族の代表格

アイヌ民族初の国会議員、萱野茂氏が死去

長い間ご苦労様でした。
ご冥福をお祈りいたします。

実は私、この人に会って話したことがあります。
たしか中学の社会見学みたいなやつで少人数でテーマ決めて行くもので、
アイヌ民族についてをテーマにしたとき取材に行きました。
ん?違ったかもしれません。
もしかしたら修学旅行のついでに議員会館でお会いしたんだったかな。
北海道で会ったんだったかな。
でもせまい部屋でメモ取りながら取材したのは覚えています。
97年だったような・・・98年だったような・・・
三浦綾子さんにも同じような感じで取材しましたし、
玉置浩二さんも同じように取材しました。
玉置浩二さんの場合は本人には会えずじまいでしたけど。
萱野さんはアイヌ民族の代表みたいな人で、大変地元では有名な方でした。
北海道内で講演もよく行っていたと思います。
そういえばしばらくなにも聞かなかったなぁとはいまさらながらに思うのですが、
もう年齢が年齢だけにちょっと体調的に辛いところもあったのかな。

アイヌ民族って知らない方も多いと思いますが、
もともと屯田兵という本州から北海道を開拓するために派遣された人達がいまして、
その方々が入植する前から先住していた方々のことを言うのです。
民族衣装とかもありますし、料理も違います。
アイヌ語もあります。
北海道の地名の多くはアイヌ語からきていまして、
「~ぽろ」「~っぷ」などの地名はアイヌ語が語源です。
確か、チャンチャン焼きもアイヌの民族料理だったような・・・違うかもしれませんけど。

アイヌ民族の資料館、記念館は北海道にはたくさんありまして、旭川にももちろんあります。
北海道だとそういうアイヌ民族のことについて学ぶ時間があります。
昔は差別があったと聞きます。
今ははっきり言ってありません。
もう純潔のアイヌ民族の方はほとんどいらっしゃいませんし、見た目ももちろん変わりませんから。
だからアイヌ?なんて聞く子もいませんし、興味もないでしょう。
もうそれほどまでに溶け込んだというか、吸収されたというか・・・

日本って外国と違って民族意識がないのは幸いなのかな。
おそらくアイヌの方々も民族の血は残したいと思っていると思います。
しかしそういう部分は表にしないでアイヌの文化を伝えていこうという形になっているのだと思います。
北海道は知らず知らずのうちにアイヌの文化に接していることもありますし、
北海道の方言はアイヌ系も混じってたりしますね。
過度に民族を意識するのも問題ですが、
意識しなさすぎて民族が薄れていくのも民族の方々にとっては辛いところなのかもしれませんね。

コメントの投稿

  1. lulu より:

    玉置さんとは、父の仕事の関係で、数度会った事あります。悪い人ではないですが、変わった方です。三浦綾子さんには、注意(叱咤)された事があります…小さい頃住んでいた所に、アイヌの子どもがいました。お転婆娘(lulu)「アイヌ人~!」と、からかったら、その子のお母さんに、激怒鳴られました…地元ネタでした。

  2. ウコン茶 より:

    >lulu様そうですね、アイヌ人って言うのはちょっとマズイですね。アイヌ民族って言わないと怒られますね。私は特に意識したことはないですが、アイヌ民族の人ってそんな近くにいました?自分だけかなぁ・・・