高度な専門性

博士の就職難:高い専門性に低い評価 毎コミ調査

ドクターの人がコミュニケーション能力に劣るのかどうか。
確かに一般的なイメージとしては研究者独特の感じがするんじゃないかと思います。
もちろん人それぞれですから一概にそうとは言えないし、
いざ面接の場になればプロとしてそのあたりは当然ながら見抜くはずです。
やはり足を引っ張るのは高度な専門性のようですね。

以前ガイアの夜明けという番組で、
日産が高卒の人の採用を増やすという特集を見たことがあります。
多くの「職人」を作りたいという目的でした。
モノ作りの職人って本当に職人と呼ばれるようになるためには時間かかりますしね。
大卒とでは4年差が付くとなると、技能に大きな差ができるでしょう。

高卒でも大卒でも社会に出て、学校で学んだことを使うことはまずないでしょう。
企業に入ってから学ぶことのほうがはるかに大きい。
以前、超大手企業の面接を担当していた方と話をしたときも
学部生に専門性なんて全く期待していないということでした。
マスターやドクターだと専門性も考慮に入れるということでしたね。
ただ専門性が高すぎてもやはり採りにくいとはおっしゃってました。
専門性を考慮した職種、あるいは待遇にしなきゃいけなかったりと気を使うみたいです。
それなら気を使わないで済む方を選ぶのは仕方ないのかなとは思います。
博士課程で培われた経験と、学部生から企業に入って5年で得た経験。
どちらが企業にとっていいかは明らかです。
ドクターの専門と企業の専門が合うなんて本当にレアケースですから。

私なんかのイメージではドクターの人は先生になるもんだと思ってました。
大学とかで研究活動をしてそのまま将来には教授とか。
就職する人なんてほんと極一部だって。
案外就職するって人多いんですね。
博士課程終了すれば最短でも27歳か・・・
うーん・・・年齢的にも新入としては扱いにくいような・・・
博士課程でやりたいことがたくさんあるっていう人は凄いとは思います。
ただその分、企業側からすると扱いにくくなってしまう。

大学の先生で博士課程修了という先生もよく見ますが、
コミュニケーション能力ってやつがあるかと言われると・・・
全員がそうとは言いませんが、
この人は研究者じゃなきゃ生きていけないだろうなって人もちらほら。
行動と言動が一般からは離れすぎてて、ちょっと笑いを誘います。
普通に働くことなく、そのまま研究者になっている人はほとんどそうですね。
企業で働いていたことある先生は全然そんなことはないんですが・・・

企業の採用情報にも初任給として修士と学部、高専、専門、高校
しか載っていないところもたくさんあります。
むしろそのほうが多いぐらい。
博士は採らないってことですね。
私なんかはさっさと働きたいと思うので博士なんて考えられませんけど。

コメントの投稿

  1. 思考亭 より:

    ドクターコースに行くということは、就職のためではないでしょう?学問をこれからも続けたいからでしょう?だから、学問を続けられるのであれば企業でもよいと考える方か、その専門性を活かせるので企業が誘うかしかないと思うのですが。学生側も高度に専門性を持つとプライドがあるから、妥協もしない。結局、就職は大学か研究機関が正解と思いますね。

  2. ウコン茶 より:

    >思考亭様はい、学問のために行くのはよくわかるんです。ただ、就職って方も結構多いみたいなんです。公務員も含めてです。正直博士ぐらいになるということは研究者になると心に決めているというイメージがあったのです。案外普通に就職もするんだなと。私の周りにいる人達はそういう人達ではないですけれども。やはりおっしゃるように研究機関とかのほうがいいでしょうね。